高血圧の症状を知っておきましょう
高血圧の症状・・というと、「初期症状はない」と言われることが多いですが、実際にはあります。高血圧によって部分部分が圧迫されるわけですので頭痛・めまいは起こりやすいです。
そして、血管が多く粘膜が弱い鼻の中は当然、血圧が高くなれば鼻血となって出血しやすいです。「よく興奮して鼻血が出た」なんて言いますが、興奮によって心拍数が上がり、結果的に血圧が上がるので出血した・・ということです。
他の症状としては、耳鳴り・動悸・息切れなども、高血圧の症状に含まれます。
ただし、これらは高血圧だけの症状でもないために、チョットした体調不良として気に掛けないで放置されてしまうものです。しかし、その放置が恐ろしい合併症として表れ手遅れになってしまうことになります。
もともと高血圧の原因としては、大きく二つに分けられます。まず一つは、よく言われる塩分の摂り過ぎです。塩分の中のナトリウム量が多くなると、水分を取り込んで中和させようとする体の働きがありますが、それによって血液量が増えて血圧が上がることになります。
もう一つは動脈硬化ですね。心臓から送られる圧力は、血管が柔らかければ血管が広がって圧力が下がるわけですが、当然固ければ圧力は下がらず高いままになります。すると、恐ろしいことに、高血圧に体が反応して血管を厚く固くする働きが起こるのです。つまり、更に動脈硬化が進んでしまう・・という悪循環に陥るのです。
その合併症状として進行した場合、心筋梗塞・動脈瘤破裂・脳梗塞・脳出血といった脳卒中・腎不全など、命を落とす病気に進行してしまうのです。
結局は高血圧は、自覚症状がハッキリした段階ではもう手遅れ・・という恐ろしい病気なのです。これを防ぎ改善していくのは、やっぱり食事療法しかありません。高血圧を下げる薬は根本解決にはなりませんし、運動も補助的なものです。
食事法は単純ではありません。ただ単に、しょっぱい物・脂っこい物・カロリーの高い物を控えて水を飲む・・ということだけでは足りないのです。実は、むしろ間違っているケースもあるのです・・